電気式床暖房

床下に電熱ヒーターを敷き、電気の力で床を温める方式です。
・工事が比較的簡単で、リフォームにも導入しやすい
・初期費用は抑えやすい
・狭い範囲や部分的な施工に向いている

温水式床暖房

床下に温水パイプを設置し、温水を循環させて床を温める方式です。
・ガスやヒートポンプを利用し、ランニングコストが安い
・広い範囲でも安定した暖かさを実現できる
・新築や大規模リフォームにおすすめ

どちらが最適かは、ご家庭のライフスタイルや施工場所によって異なります。
当社ではお客様のご希望を伺い、最適なプランをご提案いたします。

⑴足元からポカポカ、快適な温もり
床暖房は、足元からじんわりと温めるため、冬場にありがちな「上半身は暑いのに足先は冷たい」という温度差を解消できます。
温まるまでに少し時間がかかる場合もありますが、一度温まれば長時間心地よく持続し、冷えによる体調不良も防げます。

⑵部屋全体が均一に暖まる
広範囲で長時間使うと光熱費が高くなる場合もありますが、床暖房は一度温まると熱が持続しやすいため、少ないエネルギーで長時間快適に過ごせます。
電気式・温水式それぞれに特徴がありますが、ライフスタイルに合わせて選ぶことで、効率的な暖房が可能です。

⑶空気が乾燥しにくく、健康にも優しい
温風を使わないため、喉や肌に優しく快適です。
エアコンの乾燥や風の不快感を避けられるので、小さなお子さまや高齢者の方も安心して過ごせます。
初期費用はやや高めですが、長期的にみると健康で快適な暮らしを支えてくれる選択です。

⑷ホコリや花粉が舞いにくい
空気をかき回さないため、アレルギーや呼吸器への負担を軽減できます。
リフォームでは床下構造によって制約がある場合もありますが、安全性が高く、安心して暮らせる環境を作れます。

⑸安全性の高さ
ストーブやヒーターのように火を使わないため、小さなお子さまやペットにも安心です。
故障時には床を開けて修理が必要な場合もありますが、それを上回る健康面や安全面でのメリットがあります。
またストーブのように灯油を補給する手間も不要です。

Q．光熱費は高くなりませんか？
A．温水式はランニングコストが安く、効率的に運用できます。
電気式もタイマーや省エネモードを活用すれば経済的に使えます。

Q．工期はどのくらいかかりますか？
A．新築の場合は建設工程に合わせて導入可能。
リフォームの場合はお部屋の広さや工法にもよりますが、数日～1週間程度で完了します。

Q．フローリング以外でも設置できますか？
A．畳やカーペット調の仕上げ材にも対応可能です。

床暖房を取り入れると、毎日がさりげなく、でも確実に変わっていきます。
例えば冬の朝。布団から出るのが辛かった時間が、足元から伝わる温もりによって少し楽になります。
リビングでは冷たい空気を感じることなく家族が自然と集まり、同じ時間を快適に過ごせるようになります。

小さなお子さまが床に寝転んでも安心ですし、ペットも穏やかにくつろげます。
エアコンの風が苦手な方でも、乾燥や温度差に悩まされず、じんわりと身体を包み込むような暖かさを感じられるでしょう。

床暖房は単なる「暖房設備」ではなく暮らしそのものをより快適にしてくれる存在です。
導入の際にはコストや施工の条件といった現実的な課題もありますが、それを上回る快適さが手に入るのも確かです。

「冬が待ち遠しくなる住まい」――そんな毎日を思い描きながら、床暖房を検討してみてはいかがでしょうか。